まったリンガル

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日本語教師になって3ヶ月、実際に働いてみてどんな感じ?

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日本語教師デビューを果たし、3ヶ月が経ちました❗️

あっという間の3ヶ月でした📅

実際に働き始めて、どんなことを感じ、どんなペースで授業準備をしたの?と気になりませんか??

 

この記事では、日本国内の日本語学校で非常勤講師として採用され、実際に働き始めて感じたことをお伝えしたいと思います✏️

 

ちなみに私は2022年の4月から非常勤講師として日本国内の日本語学校2校掛け持ちで勤務をしています。また私は日本語教師養成講座を受講して、日本語教師の資格を取りました。

 

日本語教師養成講座は実践も多くおすすめです👇

 

日本語教師養成講座の選び方や、おすすめの学校をこちらの記事で詳しく載せています😁👍

 

 

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授業準備にかかる時間や、授業準備の疑問、学生とのコミュニケーションなど、3ヶ月経った時点での率直な感想を備忘録として綴りたいと思います✨

 

結論、授業準備は想像していたように大変ですが、自分が心配していた以上に実際の授業は楽しく、日本語教師として働くことができて幸せです👍 

 

では早速、具体的な内容を詳しくお話ししていきます!

 

日本語教師デビュー後の生活って??

現在のスケジュールは、一週間に3回、2校掛け持ちで教えています。

  • 1校は90分×2コマ(週2回)
  • 1校は45分×4コマ(週1回)

です。

どのクラスも初級なので、「みんなの日本語ⅠとⅡ」を使用しています。

 

授業準備の時間

実際に教えているのは上記のスケジュールですが、授業準備は1日教えるのに、最低でも10時間くらいはかかっていると思います🕰いや、むしろそれ以上の時も、、、。

 

経験がない教師として、長いか短いかの判断はできませんが、初めの1ヶ月に比べると少しずつコツを掴めてきたので、早くなってきているような気がします。

具体的な作業としては、

  • 手引きを元に、教案作りのために文型分析をする
  • 分析ができ、導入場面が決まったら、教案の下地を書く
  • PCで教案の文字起こしをする
  • 導入絵カード作成
  • 練習のパワポを作る
  • 最後時間があった時用に運用練習の自由会話のベースを考える
  • 運用練習用のプリントやパワポを作成する。
  • 授業の練習

これは教科書のみの内容ですが、これに加えて漢字を教えたり、読解や聴解、作文指導もあります。

実際の養成講座では、読解、聴解、作文の指導は少ししか触れなかったので、授業運営がいまいち想像できず、困りました。

もちろん、他の非常勤の先生に相談したり、アイデアをシェアしてくださったりします。ですが、皆さんも忙しいので、本が役立ちます。

 

またまた本を参考にして準備を進めました。

読解や文字指導は国際交流基金の「日本語教授法シリーズ」におせわになりました。

 

 

 

こちらの本は廃盤なので、もう販売していないようなのですが、語彙導入の参考にしました。

 


それから運用練習用の活動の参考にしたのはこちらの3冊です。

クラス活動集は「みんなの日本語」に準拠しているので、とても調べやすいです。

こちらを参考にして、少し内容を変えて活動に活用しています👍

 

 

 

そして「おたすけタスク」君も大切な私のお供です。

限られた準備時間で、ゼロから活動の案を自身で出してくるのは、なかなかハードルが高いです💦

 
こういった本を活用して、時短をしながらも学生にどんどん発話の機会を作っていくのがとても楽しいです。特に教室内で楽しそうに取り組んでくれるのを見ると、「次はどんなことができそうかな?」と、こちらがワクワクしてきます✨
 
 
 
またこちらの本は、導入には使用しませんが、プラスの練習を絵を見ながら授業中に使用することがあります。
 

 

 

どの学校もプロジェクターがあるのでパワーポイントで練習などを作っておくととても便利です。特にまだ言葉の運用がうまくできない初級の学生にとってはビジュアル資料はとても助かります。

少し準備時間に手間はかかったとしても、次に活きるものになりますよね😃

 

ただし、悩みすぎて準備が進まないことだけは避けていかなければならないと思います。どこをOK地点とするかは受講している生徒のクラスレベルにもよると実体験から思いました。

 

担当したクラスと学生とのコミュニケーション

私が初めて担当した(している)クラスは、どのクラスも初級です。

「みんなの日本語ⅠとⅡ」を使っています。

「みんなの日本語Ⅱ」のレベルであると生徒の日本語への反応も理解度もいいので、

授業中の「???」という生徒の顔は少ない気がしました👍

 

ですが、「みんなの日本語Ⅰ」のクラスは「???」の時もあります😅

そして直接法なので、具体的説明が言葉でほとんどできないレベルから始まるので、表情やジェスチャーが多くなるな、と思いました。

それでもわかってくれたらOK!と思って、私は楽しんでやっています。

 

少しずづ、学んだ文型や語彙が増えてくると、積極的な生徒は授業前や授業後に話しかけてくれます。そんな会話から生徒の言葉の成長を感じると、とても嬉しいです✨

 

そして時々面白い質問も(笑)

「(ダイアル)を回します」の語彙導入の時に、

「相撲の廻し」と漢字は同じですか?

と生徒から質問があり、なぜか相撲で盛り上がるといった授業シーンもありました😁

 

慣れない授業なので、生徒の反応は気になりますが、基本的に同じ人間として、それぞれを尊重していると自然とコニュニケーションも良くなり、生徒がクラスを作っていってくれるんだなと体感しました。

 

本当に、授業から生徒に楽しませてもらうことがとても多いです。

 

非常勤講師としての収入

週に3回の学校勤務であれば、残念ながら、もちろん10万にも満たない金額です😅

これだけの収入で暮らしていくのは到底厳しい金額です。

というか無理でしょうね😭

ですが、これはあくまでも始めたばかりの金額だと今は割り切って働いています👍

 

経験がついてくれば、授業準備も今ほどかからないと願っています✨

そして、日本語教師以外に、私は英語を教えたりもしているので4〜5ヶ所違ったところから収入を得ています。(その分授業準備の時間も限られてしまいますが、、、。でもなんとかなってます👍笑)

 

専任や入れるコマ数が増えたりすると、お金のことは少しずつ解消していけると思いますよ😃

 

まとめ

日本語教師デビュー3ヶ月の地点で、感じていることを率直に綴ってみました✏️

  • 初めのうちは授業準備の時間は結構かかる!!
  • 授業アイデアはやっぱり本に頼る部分が多い。
  • 授業は教師と生徒で作っていくものなんだ✨
  • 初めはお給料はとても寂しい金額(頑張って経験積むぞ💓)

仕事をすると、どんな仕事でもプラスマイナスがありますよね。

目先のことだけ見てしまうと落胆することもあると思いますが、楽しい部分もたくさん✨

 

「今から日本語教師を目指す」という方は実践型の養成講座がおすすめです👇

 

少しでもどなたかのお役に立ったら幸いです🌟

 

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