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【体験談】日本語教師の採用試験に未経験で合格。合格への道のりを解説

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日本語教師を目指して420時間講座に行き出したのに、コロナになってしまったという新米日本語教師の方は多いのではないでしょうか?
コロナ禍で現役教師の求人もあまりないという状態ですよね💦特に求人が少ない分、未経験者よりも経験者の求人が目立ちます。

そんな中で教壇に立った経験もないのにどうやってこのコロナ禍で日本語教師の採用試験に受かったの??と気になりませんか??
 
この記事ではコロナ禍で 420時間養成講座を受けた後、コロナ禍の真っ只中でどのようにして日本語教師の求人を見つけ、採用面接に挑んだのかをお伝えしたいと思います。

 

 

結論、学んだことをブラッシュアップしながら、横の繋がりを絶やさず情報交換&収集をしながら求人情報に敏感になっていれば、求人が出た際に素早く申し込無ことができました。そして強弱はあるにせよ、学びや行動をやめなければお仕事のご縁も掴むことができました。

ちなみに私は、海外で暮らしたいという希望を持って2020年1月から日本語教師養成講座に通い始めました。日本語教師になろうと決意したその直後にコロナウィルスが蔓延し始め、2021年3月に講座を終了し今現在に至ります。
 
この記事では、コロナ禍で養成講座を受講し、その後未経験での日本語教師求人が少ない中どのようにして採用面接に合格したかをお伝えします。

 

日本語教師になるには複数方法がありますが、私は実践型の養成講座を受講しました👇

 

 

日本語教師養成講座の選び方や、おすすめの学校をこちらの記事で詳しく載せています😁👍

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日本語教師の採用試験に未経験で合格。合格への道のり

日本語教師になるまでのざっとしたスケジュール表

 
・2020年1月 日本語教師養成講座受講開始
・2020年2月 本格的にコロナウィルスが世界で蔓延し始める
・2020年5月 当時働いていた会社から解雇される
・2021年3月 日本語教師養成講座終了
・2021年7月 オンライン英会話講師開始
・2021年2月 日本語教師 非常勤講師として採用
 
 

受講し始めてすぐにコロナが蔓延し始めた。420時間の講座の受講ペース

私は、コロナが蔓延することなんか想像に全く至らない2020年の1月から海外で働くことを目標に日本語教師養成講座に通い始めました。当時はフルタイムで仕事をしていましたが、忙しい中でも学ぶ楽しみを持ち学校に通い始めました。

 

ですが日本語について学び出して間もなく、みなさんご存知の「コロナウィルス」が世界で感染拡大を始めました。

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通い始めた当初は、なるべく早く資格を取って早く現場に出たい!と考えていました。
けれど養成講座も一時クラスが開校されないなど、先行きが見えなくなってしまいました。その時は自分が立てた目標や世界の状況はこの先どうなるのだろうと、とても不安になりました。


通っている学校の努力のおかげもあり座学はオンラインへの変更となり、受講が可能になりました。その後実際に教室で授業どう行うのかを学ぶ演習に進んでいくのですが、コロナが流行り出したので、受講は急がずじっくりと時間をかけて取ることに路線を変更しました。

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そしてトータル1年3ヶ月をかけて日本語教師養成講座を終了しました。
早く資格を取ってしまいたい!と焦る気持ちもありましたが、コロナ禍だからこそ時間をかけてきっちり学ぼうと受講ペースを遅くしたことは正解だったと思います。実際に演習の準備は時間がかかりました。教科書の内容を噛み砕いて理解することでも一苦労でした。

 

終了してから、どういうことをしてたの?

受講を終了した当時は、コロナの状況が改善していくのかも何も分からず先が見えない状態でした。そして悲しきかな、コロナの影響を受けて私は養成講座受講中に働いていた会社から解雇をされました😱

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その時は自分の進もうとしている道でこの状況を切り抜けられるのか本当に不安になりました。

でもきっと「ピンチはチャンス」なんだと思います。幸いにも非正規雇用ではありましたが、事務職でのお仕事が見つかりました。またまた仕事をしながら養成講座に通い無事に終了することができました。


講座を終了してからは、「日本語教師として働きたいのに、このまま事務職を続けるのか??」という疑問と向き合いながら焦る日々を過ごしていました。ですがこのままでは一向に「教師」の仕事が進んでいかないなと思いお仕事を辞めました!でも現場は日本語教師の求人はない!!思い切った行動に出過ぎたか!?(笑)とも思いましたね、、、(爆笑)


でも教えないことには始まらないと思い、オンラインで英語を教え始めました。

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幸いにも英語を今まで仕事で使ってきたので英会話講師として人に言語を教える仕事をし始めました。人に教えるということは非常に難しいと感じながら、悪戦苦闘の日々です。

それから日本語も教えたいという気持ちがあったので「Itaki」 という語学プラットフォームで日本語を教えようとチャレンジしてみました。ですが日本語に関しての知識や経験はまだまだ乏しく、かなり苦戦をしました。難しさを感じ心が折れそうになりました。


でもここで難しさを感じた経験から、実際に教壇に立って経験を積みたい!!と本格的に日本語教師になりたい!!と言う感情が強く芽生えました。

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コロナでまだまだ先が見えない中、他の国の開国状況の動向を見ながら日本語教師デビューの道を模索し始めたのが2021年の秋頃です。

当時オミクロン株の拡大を誰もが予期していなかったと思います。海外にそろそろ行けるんじゃないか、、、との期待を胸にそろそろ日本語教師始動の準備を始めよう!と思いました。養成講座を終了してから半年以上が経っていました。このままでは流石に「自信がない」と思い、通っていた学校の講座を再度履修することにしました。

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すると面白いことに同じ時期に養成講座を修了された方々が随分たくさん学校に再度通われていました!みんな来たるチャンスに備えて準備をしているんだなと思い、私も頑張るぞ!と意気込み新たに実践トレーニングを開始し始めました。

 

採用情報はどうやって見つけての?

養成講座を再履修し始めたことをきっかけに周りの人からさまざまな情報を得ることができました。

みなさんから聞くには、コロナになってからコンスタントに求人がないけれど、国内だと求人は同じ時期に「バッ」とでるから注意してこまめに求人情報を探した方がいいよ、とのアドバイスを受けました。

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コロナ禍の中、非常勤で採用が決まってる方がたくさんいたのでとても参考になるアドバイスでした。海外で就職したい気持ちはありましたが、まずは日本語教師になることが先決だと思い、私も国内での求人に目を向け小まめに求人情報をチェックしていました。


すると皆さんのアドバイス通り、「バッ」と一時期に求人がでるようですね。そのタイミングで、住んでいる所から通える範囲の学校を2校申し込んでみました。
ありがたくも書類はどちらも通り模擬面接まで辿り着くことができました。

 

求人情報は一気に出るので書類提出は待ったなしです。お仕事を探される前に履歴書、職務経歴書、志望動機書はきっちりと完成度のあるものを準備しておくと、興味のある求人情報が出たときに素早く応募できますよ👍

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履歴書を書く際にいつもこの本を参考に作成しています。

職種や経歴に合わせた例がたくさん載っているのでおすすめです。

 

 

模擬授業は?

書類が通ったら学校から授業範囲の指定を受けます。サラリとメールで範囲指定を受けますが、経験のないため準備に焦りました。わからないながらも養成講座で学んだことを参考にしながら教案を考え、初模擬授業に挑みました!
模擬授業の指定範囲は、どの学校でも基本で使用されることが多い「みんなの日本語」からの出題でした。

 

 

 

 

 

 

もちろん養成講座で学んだことをベースに教案作成をしました。

ですが「教え方の手引き」を用意しておくと要点を掴むためにとても役に立ちます。

 

今回は学校見学もない状態だったので、実際の教室の大きさやホワイトボードの大きさも分かりませんでした。
初めてだったので試験前に尋ねることはありませんでしたが、聞くと教えてくださるかもしれませんね。
教具などは学校のものを使用していただいて結構ですとおっしゃってくださいましたが、実際に目で見ていないので貼りものなどの教具は自分で用意して挑みました。


よく養成講座で言われたことは、教案を作って教具を作った後、何度も何度も練習をしてください。」と。

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言われたように模擬授業に備えて、何度も練習しました。すると「ここもっと改善したほうがいい。」と感じることも多々あり、何度か修正を加えながら仕上げてきました。

本番当日教室に案内をしてもらい、早速「模擬授業をお願いします。」と始まりました。
今までずっと一般企業で働いてきたので、このような採用試験はとっても新鮮でした。
もう本番となると腹を括ってやるしかない!ですね。
うまくできてもできなくても、その場でベストを尽くすしかありません。


無事にあっという間の15分間が過ぎ、模擬授業が終わりました。
これまた新鮮、現役の先生方々から模擬授業のアドバイスを終わった直後にいただけます。その後面接へと言う流れで採用試験を終えました。

初めて採用試験を終えて、数日後に無事いいお返事をいただきました。

受けてみて率直に感じたことは日々実践で学んできたことを辞めずに続けることそして学んだことをきっちりと本番で発揮できる準備をしておけば、経験がなくとも採用していただけるのだと思います。
未経験だけれど、できることを最大限に努力して挑めば、活躍できるチャンスが生まれてくると思います。

 

まとめ

  • こまめに横のつながりを切らさず情報収集をする。
  • 求人が出るまでの待っている間にできることをコツコツする。

   Ex)講座を終了しても再度履修できる環境であれば何度も受ける。

     どこかで教える機会を見つけ実践する。

  • 応募書類は前もってばっちり仕上げておき、募集が出た時点ですぐ出せる状態にしておく。
  • 採用試験本番に向けて、きっちり教案を作り何度もシミュレーションをする。
  • 本番はやりきるだけ。


諦めずに行動していれば、このコロナ禍で未経験でもいつかどこかでチャンスを掴めると思いますよ✊

 

「今から日本語教師を目指す」という方は実践型の養成講座がおすすめです👇

 

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